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注:下の表の文字コードはUnicodeです。正しく表示されない場合はブラウザの「エンコード」を Unicodeにしてください。 何これ?アクセント付き文字を和文中で表記するための実用的な手段です。 もっと詳しくこれは「基本ラテン文字のみによる拡張ラテン文字Aの分解表記法」(SeNoLEBLO: Separative notation of Latin Extended-A characters by Basic Latin characters only)です。通称は「アクセント変換表」です。 ASCIIコード(とUnicode)の 128番以前は「基本ラテン文字」と呼ばれ、世界中のほとんどのコンピュータで表記できます。 欧文や日本語ローマ字表記ではアクセント記号つきの文字があります。これはASCIIコード(とUnicode)の 128番以降の「拡張ラテン文字」ですが、日本語の文字コートである シフトJISでは半角カタカナなどと重なってしまうため、Windowsで一般的なシフトJISテキスト形式では アクセント付き文字と日本語を同時に表記することはできません。 Unicodeテキストでは表記できますが、サポートされていない環境も多いのが現状です。 以下はアクセント付き文字を、多言語をサポートしない、和文のプレーン テキスト中で表現するための表記方法(アクセント分解)の提案です。例えばフランス語のthéâtreを〔the'a^tre〕と 表記できます。一般に言語には冗長性があるため、アクセント付き文字は使用せずとも意思疎通は可能な場合がほとんどです。 記号を多用する特殊な文章でない限り、誤解する可能性は少ないと思われます。 この表記を用いて、少なくとも英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など、多用される欧文を和文と混在してプレーン テキスト内で表記できます。アクセント付き文字の変換を自動化するWord用のマクロ「符の玉」がありますので、ご希望の方はお知らせください。 変換効率を上げる ため、実用上頻度が少ない言語and/or頻度が少ない文字は保留します。 拡張ラテン文字A中の一部しか扱っていません。 アクセントを示す記号は他の目的でも使われますが、ウムラウトやアクサンの簡単な規則さえ知っていれば文を読み違えることはないはずです(厳密な表記というよりは、あくまで実際的な表記を目的としています。厳密な表記が必要な場合はUnicode等を使うべきです)。 具体例("Le Petit Prince"より)一文を表記する場合1.〔La cinquie`me plane`te e'tait tre`s curieuse.〕 2.〔Et maintenant, bien su^r, c,a fait six ans de'ja`...〕 3. 〔Celui-la` est de'ja` tre`s malade.〕 文中に欧文の語を入れる場合1. 〔E'phe'me`re〕ってなに? 2. 大きな〔myste`re〕。 ※ この表は暫定的なものです。お気づきの点、誤り等がありましたらお知らせください。 赤字は最近の追加・訂正個所です。 アクセント分解の具体的な例は、鈴木厚司さんのアクセントに関するページをご覧ください。 |
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アクセント変換表
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注1. 「アクセント記号等の名称」は「フレンドリー」な名称です。空欄はどう呼ぶべきか困っている箇所です。本来は使用される言語での呼称を尊重したいところです。ただ、多くの記号が複数の言語で使用されます。この場合、中立的な表現で呼ぶべきかもしれませんが、そうすると直感的にわかりにくくなります。「ダイエレシス付きU小文字」というよりは「uウムラウトの小文字」と言ったほうがわかりやすいですよね。 対象言語対象言語(略称)は、日本語(Jp ローマ字のマクロン)、英語(En)、フランス語(Fr)、ドイツ語(De)、スペイン語(Es)です。イタリア語(It)、オランダ語(Nd)、ポルトガル語(Pg)、スェーデン語(Sw)、デンマーク語(Dn)、ノルウェー語(No)、フィンランド語(Fi)についても表記できると思いますが確認していません。綴字記号等の名称は多用される言語、適宜日本語、よく分からないものは英語で表記しています。例はドイツ語以外は小文字のみ挙げています。
関連事項分解箇所の指定アクセント分解をしている箇所は、原則として和文中では〔〕(亀甲括弧、きっこうかっこ)で示すことにします。これはアクセント分解の箇所を明示し、記号が本来の目的で使われている箇所と明確に区別する意味があります。(ただし、しくみとして括弧がなくても混同しないようになってはいます。)さらに、マクロなどにより拡張ラテン文字との変換を行いやすくする意味もあります。 全文がフランス語の文章の場合などは、分解箇所をあえて指定する必要はないでしょう。 欧文文字の入力Microsoft Wordではこの表と同じようなキーの組み合わせにより、キーボードレイアウトを変更せずに欧文文字を入力できます。 (変換表と同一ではありません。)通常、Ctrlキーを押しながらアルファベットに付加される記号部分のキーを押し、 いったん放してからアルファベットを入力します。àならCtrl+`、そしてaを押します。`は日本語のキーボードでは Shiftキー+@であるため、「Ctrl+Shift+@、そしてa」と同じです。大量にアクセント付き文字を入力するような場合は キーボードレイアウトを変更した方がよいでしょう。 アクセント分解の用途アクセント分解は、Unicodeなどの多国語文字混在ができない場合に使用します。 用途としてはWebサイトでの表記やメール、掲示板での使用などがあるでしょう。これはUnicodeを置き換えるものではなく、 現実的な方便です。すべてのアクセント付き文字を分解する意図はありません。 ただUnicodeが普及するにはまだ時間がかかるでしょうから、しばらくは役に立つはずです。 アクセント分解に使用する記号アクセント分解に使用する記号は、原則として基本ラテン文字を使用します。「和文内でのアクセント付き文字表記」という 目的以外にも、「基本ラテン文字しか使えない環境でのアクセント表記」という目的があります。そのため、 分解には全角文字は使用しません。分解記号はアクセントの対象になる文字の後につけます。 トレマ、ウムラウトとコロンの区別アクセント分解で挙げている文字の中で、コロンと組み合わされるものは母音(トレマ、ウムラウト)だけです。 現実的には句読点としてのコロンとの判断が迷われる例は極めて少ないはずです。 ëで終わるフランス語の単語aiguë、ambiguë、ciguë、contiguë、exiguë、subaiguë、suraiguëの-guëで終わる6語、canoë、Brontëの2語(大野さん、ご指摘ありがとうございました) ëで終わるドイツ語、スペイン語は発見できず。 äで終わるドイツ語の単語Mariä, hä, o. ä. (oder ähnlicheの略), u. ä. (und ähnlicheの略), Jeremiä, bä bä, Dominä, Liquidä, Prä äで終わるフランス語、スペイン語は発見できず。 üで終わるドイツ語の単語Menü, hü, Hottehü, Parvenü, atü, Tagesmenü, Tenü üで終わるフランス語の単語Ésaü üで終わるスペイン語は発見できず。 öで終わるドイツ語の単語Diarrhö[e], ö., Regenbö[e], sö., nö., Seborrhö[e], Bö, Gonorrhö[e], Windbö öで終わるフランス語、スペイン語は発見できず。 ïで終わるフランス語の単語barzoï, Dubaï, Hawaï, samouraï, Sinaï, Thaï, thaï, inouï, aï, bonsaï, monoï, ouï (動詞ouïrの変化), raï, skaï®, Tolstoï ïで終わるドイツ語、スペイン語は発見できず。 変更履歴2000/10/10 「各国語文字の変換表」0.01公開 2001/04/01 「各国語文字の変換表」を「アクセント付き文字の変換表」に改称。バージョンは0.05に。説明を追加。 エスツェットとリング付きAの表記をそれぞれ、ss&とa@、A@からs&、a&、A&に変更。 2001/06/21 改訂0.06。マクロン表記を追加。 2001/06/26 改訂0.07。JIS X 0213名称、説明を追加。 2001/06/29 改訂0.08。説明の追加。表現の訂正。 2002/05/19 改訂0.09。トレマで終わる語の記述を訂正。 2002/05/20 改訂0.10。トレマで終わる語の記述を大幅に加筆。 2002/09/11 改訂0.11。例を追加。 2004/08/02 ページが見えなくなっていたのを修正。
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