直接連携方式と間接変換方式
翻訳メモリーと翻訳ソフトが連携する方式には、 直接連携方式と間接変換方式の2種類があります。
直接連携方式
一文ごとに翻訳メモリーと翻訳ソフトが連携する方式。SATILA Commanderなど連携ツールを使用する。
- ◎翻訳者が訳しながら修正できるので、ストレスが減らせる
- ◎翻訳ソフトが適切な訳語を学習するため、徐々に翻訳ソフトの訳質が向上する
- ×個人の作業用ソフトとして翻訳ソフトを導入する必要がある
- ×翻訳者は翻訳ソフトの技能も習得する必要がある
間接変換方式
事前に一括して機械翻訳した結果を、翻訳者に配布する方式。
- ◎個人の作業用ソフトとして翻訳ソフトを導入する必要はない
- ◎翻訳者は翻訳ソフトの技能を習得しなくてもよい
- ×訳しながらの修正ができないため翻訳者にストレスがかかる(ルーウェリン反応を軽減する方法がない)
- →機械翻訳への不満が高まる
- ×微調整や小回りが利かず、誤りが多い
- ×フィードバックがないため、どれだけ訳しても訳質が向上しない
結論:
短期的には間接変換方式が初期負担が少ないように見えるが、長期的には直接連携方式が確実に有利になります。
SATILAは、基本的に直接連携方式を採用しています。 間接変換方式にも対応可能です。
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