以下に、講演内容の一部をご紹介します。
【テーマ】「山本ゆうじの『翻訳速度平均時速650語の秘密(拡張版)』と翻訳道具箱スペシャル」
【概 要】本講演では、効率と高品質を両立させる翻訳支援技術についてのさまざまなヒント、特に翻訳ソフト、ユーザー辞書共通仕様UTX、分かりやすい日本語表記ルール「実務日本語」を紹介する。翻訳祭で好評だった内容を大幅に拡張し、かつてないほど具体的な実例を示しつつ、実演をみっちり行う。また、十分な質疑時間で翻訳作業・翻訳支援に関わる日々の疑問を解消できる。プロ翻訳者向けの翻訳支援では、大量の翻訳を複数人数で並行して行い、厳密な用語および表記の管理が必要になる。統計翻訳は、後編集に時間と労力を費やすことが多い。一方、翻訳ソフトで主流のルールベース方式では、ユーザー辞書をカスタマイズして精度と効率を大きく改善できる。参加者は事前に『通訳翻訳ジャーナル』コラム「デジタル翻訳者の道具箱」かオンライン記事(無料)を参照されたい。
2006年 12月12日(火) 14:00~16:40
【テーマ】最新技術:翻訳ワークフローSATILAへのご招待~翻訳支援技術の最先端
【対 象】品質向上とコスト削減に関心のある翻訳会社の経営者、経営幹部、ソース クライアント(一般企業)の方。翻訳支援技術に関心のある方。
【講 師】秋桜舎・代表 山本ゆうじ(言語・翻訳コンサルタント)
【概 要】翻訳の現場で使われる翻訳支援技術は、この十年間あまり進歩していない。信じがたい速度で翻訳し、翻訳知を共有して用語とスタイル仕様を自動適用し、訳抜けを根絶して、チェッカーの負担を減らす……翻訳メモリーと、禁断領域である翻訳ソフトを緊密に統合し、品質向上とコスト削減を両立する新しい翻訳ワークフローSATILAを、具体例を交えてご紹介する。講師は、六年間の研究とノウハウの蓄積に基づき、徹底した合理性を追究して翻訳工学を提唱し、企業の注目を集めている。
実際の企業翻訳で、どのようにSATILAワークフローを活かして最大限の効率と品質を実現するかをご紹介します。当日は具体的なデモを多数行う予定です。