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マニュアルの操作は、基本的にWord 2002/2003を使用しているという前提で解説しています。
置換バーが表示されていなければ、[置換バーを表示]ボタンをクリックすると、上図のようなツールバーが表示されます(図はWord 2003)。Word 2007以降では、リボンの[アドイン]タブをクリックすると[置換バーを表示]ボタンがあります。
まだ置換辞書を作成していない場合は、ツールバーの右側の[辞書フォルダー] ボタン(フォルダー型のアイコン)をクリックして、辞書フォルダーを開きます。辞書フォルダーは、Wordテンプレートのフォルダーの下のtdictフォルダーです。Windows 7以降では以下の場所になります。
c:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\tdict
ここに、タブ区切りのテキスト形式で辞書を作成します。「辞書の形式」の項を参照してください。正式版では、複数の辞書を作成し、直接追加、削除、並べ替えの編集ができます。
置換バーの「置換セット」か「置換辞書未選択」ボタンをクリックして、使用する辞書を選択します。単一の語を置換する場合は、ここからでも直接選択できます。
「置換セット選択」ダイアログ ボックスで「抽出辞書作成」ボタンをクリックします。これで、対象文書内に実際に存在する項目だけが抽出された一時的な「抽出辞書」が作成されます。
置換バーやWord標準のダイアログ ボックスなどで確認しながら逐次置換します。必要に応じて一括置換や、辞書の全置換セットでの一括置換(全全置換)もできます。
正式版には、各種の辞書とで「置換テスト.doc」が含まれています。
練習1:パッケージに含まれる「0.サンプル辞書.txt」で「置換テスト.doc」の項目を全全置換してみてください。
練習2:「3. 数to漢.txt」で「置換テスト.doc」の項目を全全置換してみてください。辞書内の置換する順番により結果が変わります。また、この辞書では101(百一)以上の数字は置換できません。
練習3:「4. 漢to数.txt」で「置換テスト.doc」の項目を全全置換してみてください。
辞書フォルダー:テキスト形式の辞書があるフォルダー。c:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\tdict など。
抽出辞書:置換辞書の中から、検索しようとする文書に実際に含まれる文字列のみを抜き出して生成される一時的な辞書。これをしらみつぶしにチェックすれば、置換辞書の全項目をチェックしなくて済みます。
全全置換:ある辞書の内の全部の語で、文書内の全部の語を置換することです。