以下は、実務日本語の12の基本表記規則です。ここでは、必要最低限の表記規則の要点のみを挙げていますが、これらの規則を適用するだけでも、表記のかなりの部分を統一できます。△は半角スペース、¶は改行を示します。
より詳しい規則については、『IT時代の実務日本語スタイルブック』で説明しています。
正しい例 | 誤った例 | |
行の途中で改行しない(内離ルール) | これは正しい書き方です。 |
これは誤っ¶ た書き方で¶ す。 |
英数字は半角で表記する(内離ルール) | 5248 | 5248 |
半角文字と全角文字の間に半角スペースを入れない(内離ルール) | ISO標準 | ISO△標準 |
スペースは1つ(内離ルール) | 1.△最初に…… | 1.△△最初に…… |
敬体(です・ます)を使用する | 文章には一貫性が必要です。 | 文章には一貫性が必要だ。 |
カタカナ複合語は分かち書きをする(分書ルール) | インターネット△サービス△プロバイダー | インターネットサービスプロバイダー |
半角で表記する記号 | ., | ., |
全角で表記する記号 | ?!:()[]/ | ?!: () []/ |
句読点は「、」と「。」を使う | これは、正しい表記です。 | これは,誤った表記です. |
和文中で使用しない記号 | 「知識」の定義、「文化」の定義。 | “知識”の定義;”文化”の定義。 |
送りがなは本則に従う |
組み合わせ 引き取る |
組合わせ、組合せ 引取る |
カタカナ語の語尾の長音は省略しない |
マネージャー セキュリティー ユーザー |
マネージャ セキュリティ ユーザ |