ISO標準の用語集形式であるTBXは広く使われています。今回は、Glossary Converterを使用してTBXをUTXに変換する手順をご紹介します。(Glossary Converterをインストールするには、SDL Trados Studioも必要です。)
- Glossary ConverterのsettingsでUTXを出力に設定する。
- [Use the selected output format for any input format]のチェックをオンにする。
- TBXファイルをGlossary Converterにドロップする。
- (変換の初回時のみ)各項目にどのフィールド種別(Language、Index、Entry、Term)を割り当てるか訊かれる。各項目を右クリックして、すべての項目をTermに設定する。
- もう一度、訳語側のフィールド種別の割り当てでもすべての項目をTermに設定する。
- UTXファイルが作成される。
エラーが出た場合
- 上記設定画面で、[Use the selected output format for any input format]のチェックを外す。
- 手順を繰り返す。
- この場合、まずは用語ベース形式の*.sdltbファイルが作成される
- 作成された*.sdltbファイルをもう一度Glossary Converterにドロップする
- UTXファイルが作成される
手順3でフィールド種別の設定を間違えた場合、以下のファイルを編集して修正できます。
C:\Users\<user>\AppData\Local\SDL OpenExchange\GlossaryConverter\settings.xml
Glossary Converterでは、TBXをExcelに変換することもできますが、UTXに変換してからExcelにするほうが活用の幅が広がるのでお勧めです。
(2016/3/8追記) [Use the selected output format for any input format]の説明を変更しました。