(用語集形式UTXとはなにか、UTXの基本的な利点を分かりやすくご説明します。)
用語集形式UTXとは、用語集(用語データ)を作るための一定の形式です。
ご存じのように、通訳・翻訳では多数の専門用語や固有名詞が出てきて、正しく訳す妨げとなります。用語のデータとしての形式を統一することにより、多人数の通訳者・翻訳者で共有・再利用がしやすくなります。特定分野でこのような用語集が日々、少しずつでも蓄積されると、用語調べの時間を節約でき、正確な用語で翻訳できるため、通訳・翻訳品質の向上に大きく役立ちます。
逆に言えば、用語集がいくつもあり、それぞれの形式がバラバラだと活用しにくくなり、せっかく作った用語集が埋もれてしまいます。
UTX用語集を使うと、たとえば、企業や自治体が、通訳者・翻訳者に「このような用語で訳してほしい」という要望を伝えることができます。また、逆に、通訳者・翻訳者が「このような用語で訳しました」という情報を集めて、用語集にすることもできます。さらに、「このようには訳さないでほしい」という情報も決まった形で管理することができます。このように、「一定の形で用語集を作る」ことを徹底することで、「何をどのように訳すか」を確実にやり取りできます。
「用語集は作るのが面倒」と敬遠されがちですが、UTXでは、作りやすい・管理しやすいシンプルさを徹底しているため、Excelで管理できる形式としています。