Excelサンプル用語集
Excelでのサンプル用語集です(リンクを右クリックしてダウンロード)。(UTX形式にする前の)簡単な用語集と、UTX形式用語集のシートが含まれます。
UTX用語集をExcelで管理する
(Excelファイル形式にする前のUTX用語集のダウンロードはこちら)
UTX用語集は、Excelで開いてそのままExcelファイル形式(xlsx、xls)で保存し、管理することもできます。用語データ構造がUTXに沿っており、xlsxで保存された用語集を「UTX on Excel」と呼んでいます。こうすれば、UTXの標準化されたデータ構造を維持しつつ、列の幅を保持するなどの、Excelの利点も活かすことができます。ただ、Excelファイル形式は、他のツール(翻訳ソフトなど)では直接読み込めないこともあります。その場合は、後述の方法で、UTX形式として保存し直します。
UTXをExcelで使う利点
- 用語ステータスに基づいて色分けできる
- 列の幅やフィールド行の表示を固定できる
- 優先度が低い列を隠せる
- 原語、訳語、概念ID、シリアル番号などで並べ替えられる
- Excelの機能としてのコメントを付けられる
ExcelでUTXを開く
ExcelにUTX 1.11ファイルを直接、ドラッグ アンド ドロップして開くと文字化けしてしまいます。ExcelでUTXを開くには以下の方法で行います。
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Excelの[ファイル]→[開く]からUTXファィルを指定して開きます。
Excel 2010や2013では、さらに[コンピューター]→[参照]ボタンをクリックして、ファイルがある場所を指定します。 -
開くファイルを指定するダイアログが開きます。そのダイアログの右下の[すべてのExcelファイル]を[すべてのファイル]に変更します。こうすると、UTXファイルがダイアログから見えるようになります。
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下図のようなテキスト ファイル ウィザードが開始されます。[元のファイル]で[65001: Unicode (UTF-8)]が指定されていることを確認します。[先頭行をデータの見出しとして使用する]はチェックをオフにします。
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区切り文字としてタブを選択します。
Excelで編集した後は、Excel形式で保存し、必要なときにUTX形式に戻せます。
ExcelからUTX形式で保存する方法1
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Excelで、Ctrl+Aを押してからCtrl+Cを押し、用語データをコピーします。
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Windows付属の「メモ帳」(またはその他のUnicode対応のテキスト エディター)を開きます。Windowsのスタート ボタンを押して「メモ」と入力すると、メモ帳が見つかります。
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メモ帳に貼り付けます。
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メモ帳で[ファイル]→[名前を付けて保存]をクリックします。
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ファイル名の最後(拡張子)が”.utx”となるように名前を付けます。
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文字コードを[UTF-8]に変更します。
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[保存]をクリックします。
ExcelからUTX形式で保存する方法2
ExcelからUTX形式で保存する場合、 Excelの[ファイル]→[名前を付けて保存]で以下の保存形式を選んで保存することもできます。ただ、この方法だと、セル内にコンマなどの区切り文字がある場合は、不要なダブル クオーテーションが入ることがあります。また、UTXの文字コードはUTF-8なので、Windows付属のメモ帳などUnicode対応のテキスト エディターで保存し直して、UTF-8にする必要があります。
Excelでの保存形式の名称 | 区切り文字 | 文字コード | 注記 |
テキスト(タブ区切り) | タブ | シフトJIS | |
Unicodeテキスト | タブ | UTF-16(BOM付き) | 英語以外の言語を含む場合はこの方法で保存する必要あり。 |
CSV(カンマ区切り) | カンマ | シフトJIS |
(注記:Excel 2010、2013で確認)
正しいUTX形式か確認する
無料のUTX変換ツールを使用すれば正しいUTX形式になっているかドラッグ アンド ドロップで簡単に確認できます。
ファイルの種類を示す拡張子を表示する
Windowsは、標準ではファイルの種類を示す拡張子が表示されません。拡張子が表示されていない場合、表示するように設定を変更することをお勧めします。
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エクスプローラーでAltキーを一度押すとメニューが表示されます。
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[ツール]→[フォルダー オプション]をクリックし、[表示]タブに切り替えます。
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[詳細設定]の下のほうにある[登録されている拡張子は表示しない]のチェック ボックスにチェックが入っている場合、クリックして、チェックを外します。
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[OK]をクリックします。
拡張子の付け方
Excelで管理する際のファイル名は「用語集A.utx.xlsx」のように「*.utx.xlsx」または「*.utx.xls」のような拡張子にすると、Excelファイルであっても、データ構造がUTXに沿った用語集であることが分かります。